ご挨拶
錺金具とは、金属板を加工し、金槌や鏨を用い文様を彫り、成形し、表面を金や銀で彩り飾る金具です。「錺」という漢字は金具で芳しい程に飾るという意味を一文字で表す漢字です。
日本では法隆寺に始まり、桃山、江戸時代には精緻な文様が施され装飾性豊かな金具へと発展していきました。社寺や城郭をはじめとする伝統建築において、釘隠しや襖引手といった錺金具は、千年を超える歴史のなかで培われた様々な手仕事の技術により生みだされてきました。
弊社は昭和26年に初代正道が独立創設しました。
当初は神社調度品を主に製作してましたが、現在では仏具、社寺城郭等の建築金具、文化財の修復復元や、近年ではホテルの内装等の金具の製作と幅広く手掛けています。
昨今では担い手が減少している水銀鍍金も行い、約10年間工期の名古屋城本丸御殿復元工事の錺金具も手掛けました。
後藤錺金具製作所では、様々な技術を現代でも引き継ぎ、後世へと残せるよう日々努力してまいります。
水銀鍍金
水銀鍍金とは、紀元前からある方法で、被鍍金体へ水銀と金を載せ、水銀を蒸発させて金を定着させる方法で、相当な厚みを持たせることが出来ます。また作業の際は環境への対策で特別な設備下での作業になります。
お知らせ
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HP公開のお知らせ
この度株式会社後藤錺金具製作所はHPを公開いたしました。